仕事で PHP をインストールというか設定したのですが、細かいところで詰まったのでその工程をメモしておこうと思います。細かい設定ややりかたなどは参考サイトなどを見てください。MySQL は入れてません。
Lion には PHP も Apache も始めっから入っているのでインストールは必要なく、設定を行えば PHP は使えるようになります。
XAMPP で一括でインストールするのも考えましたが、MAC バージョンは最終更新日が2010年だったのでやめました。MAMP というパッケージ型のものもあります。こちらの最終更新日は1週間ほど前だったのでこっちでもよかったかな。こちらは調べてません。とりあえず以下ではインストール無しで設定だけで PHP を動かす設定ということで。
=== root ユーザー ===
これからの設定には権限の関係で root ユーザーというもので作業をする必要があります。すなわち一番権限が強いユーザー。root ユーザーでなければ一部のファイルの書換えができませんでした。Lion だけかな?あまり他のサイトには root でログインすべし、というのはなかったのですが。
root ユーザーの設定とログインについては以下のアップルのページ参照。
http://support.apple.com/kb/HT1528?viewlocale=ja_JP
=== PHP 設定 ===
root ユーザーでログインしてターミナルを起動。
sudo vi /etc/apache2/httpd.conf
と入力、パスワードを聞かれたらログインしているユーザーの、つまり root ユーザーのパスワードを叩いて return。(画面上に入力した文字は表示されません。)
このコマンドでは vi というエディタを起動しているのですが、とりあえず
ESC : コマンドモードに切替え
コマンドモード時に i 入力 : insert モードに切替え
の2つを把握すべし。
insert モードに切替え、矢印キーで下の方に移動していって(ホイールスクロールだと下に行ききらないので矢印キーで)、
#LoadModule php5_module libexec/apache2/libphp5.so
の行を探し、先頭の # を削除。ESC を押し、:wq! と入力(強制的に write + quit)。ここで root ユーザーでない場合には readonly なファイルで書換えはできません、と怒られました。
もし入力中に間違ったりしたら ESC を押し、:q! と入力(変更を保存せずに終了)。間違った書き込みを保存してしまった、という場合でも httpd.conf
ファイルの横に httpd.conf.default
というファイルが置いてあるのでおそらくこれを利用すれば元に戻せると思われます(未確認)。
無事編集して保存できたら root からログアウトし、PHP を使うユーザーに切り替えておきましょう。
=== Apache 設定 ===
システム環境設定 –> 共有 –> Web 共有にチェック、で Apache が起動します。止めるときはチェックを外せば OK。かんた〜ん。
この画面で「パーソナル Web サイトフォルダを作成」のボタンを押すと、ホームに「サイト」という名前のフォルダが作成され、このなかに index.html などが配置されます。このサイトフォルダが各ユーザーの localhost なURLで(なんという曖昧表現…)表示される場所になるようです。つまり http://localhost/~username/index.html
のアドレスですね。
では index.html ファイルを同じ場所にコピーし、index.php と名前を変更。mi などのテキストエディタでこれを開き、中身を全て消去し、
<?php phpinfo(); ?>
と入力して保存。
Apache を起動した状態でhttp://localhost/~username/index.php
をブラウザで開いて PHP の状態が表示されたら OK ということになります。
localhost/~username は各ユーザーのサイトフォルダになっていますが、これを変えるには httpd.conf
ファイルの DocumentRoot の項目を変更するらしいのですが、とりあえず PHP が動いたのでここまでとします。