English page : http://ginuuk.net/monopwd-en/
パスワードを管理するシンプルな iOS アプリ monoPwd のヘルプページです。
iTunes Link:
https://itunes.apple.com/ja/app/monopwd/id921976290
注意事項
このアプリの使用は自己責任にてお願いいたします(無料アプリですし)。個人情報を外部に送信したりといった悪意のある処理はありませんが、データの損失・漏洩などの損害についての保証はいたしかねます。セキュリティや技術的なところが信頼に足らないというのであれば、これとは違う、大きな企業がリリースしているような有料版アプリを使用するべきです。
monoPwd の特徴
アプリ内に ID やパスワードを記録しておいて、アプリ自体の「マスターパスワード」だけを覚えておけば無数のパスワードを覚えなくていいね、というよくあるパスワード管理ツールです。
主な特徴は以下のとおりです。
- 項目ごとにカテゴリ分け、タグ付け
- 入力したデータは独自ルールを組み合わせた暗号化を通して記録されているので、iPhone が盗まれたとしても簡単に解読されることがない。
- 秘密の質問
- 入力した情報の履歴が記録される。
- アプリ内ブラウザでホームページへの ID, パスワードの入力が簡単
- データエクスポート機能(json 形式)
- パスワード生成機能
monoPwd には複数のデバイスでの共有機能やクラウドへの保存機能は付けていません。将来それを付ける予定もありません。理由は、1つの箱(= iPhone, iPad)のなかだけであれば情報を守る仕組みを動かすことは比較的容易ですが、インターネットを通じて「外」へ出てしまうとセキュリティの仕組みとして手が届かなくなってしまうためです。
また、一部広告が表示されます。興味ありましたらご利用いただければと思います。
それでは実際に使用する流れに沿って説明をしていきましょう。
マスターパスワードの設定と入力確認
マスターパスワードとは「アプリを開くたびに入力しなければいけないパスワード」です。これを知っている人でなければアプリ内のデータを見ることはできません。
※ただし iOS7 からはアプリを閉じた時の画面は残ってしまいます。次にアプリを開く時に、前に残っている画面が一瞬見えてしまう場合があるので気をつけてください。(これは iOS7 の特徴なのでどうしようも無いのです…)
アプリの初回起動時にマスターパスワードを決めて、入力しましょう。(もちろんマスターパスワードを覚えておくことも忘れずに!)
マスターパスワードを設定し、次に monoPwd を起動した時はマスターパスワードを確認する画面が表示されます。
もし10回連続してマスターパスワードの入力を間違えると、アプリに記録されているデータは全て完全に消えてしまいます。
どうしてもデータの消失が心配だという方は後述するエクスポート機能を利用して入力内容をバックアップしておくと良いかもしれません。
データ追加と閲覧
まずは1つデータを追加してみましょう。画面右上にある「+」ボタンをタップするとデータの編集画面に切り替わります。

メイン画面ヘッダー
↓
必要な項目を埋めて「完了」を押すと保存されます。
- 「名前」は入力必須
- カテゴリが入力されていない場合「未分類」となる
入力したデータを一覧(後述のメイン画面)から選ぶと以下のように表示されます。
パスワードは盗み見対策で隠された状態になっています。これを表示するためには「パスワードを表示 (Long tap) 」のボタンを長押ししてください。
「秘密の質問」ボタンと「履歴」ボタンを押すとそれぞれの画面に移動します。
上の画像では切れてしまっていますが、一番下にある「削除」ボタンを押すとデータは削除され、設定画面の「ゴミ箱」に入れられます。
URL の右側の「>」ボタンを押すと指定した URL でブラウザが起動します。上部に ID とパスワードをコピーできるボタンがあるので、入力が便利です。
メイン画面
メイン画面には4つの画面があります。まずはカテゴリとタグの画面。
カテゴリごと、タグごとに並んだ一覧です。
タグは言ってみればサブカテゴリみたいなものでしょうか。上の画面では
- カテゴリ:Card, Lock(=錠前), Software
- タグ:仕事、投資、旅行、母、父
と分けています。タグはカンマ(, or ,)・読点(、)で区切って複数登録が可能です。
続いて残りの2画面。
「最近」画面では閲覧・変更をした時間順にデータが並びます。「ついこの間に使った」データを探すのに便利です。
「設定」画面でできる機能は以下のとおりです。
- 有効期限が設定されているデータの一覧を見る。
- 削除したデータの一覧を見る(ゴミ箱から削除すると完全削除となる)
- マスターパスワードの変更
- 現在保存されているデータのエクスポート(後述)
- パスワード生成
- ginuuk.net(このサイト)を表示
エクスポート
設定画面の「エクスポート」から現在アプリ内に保存されているデータをエクスポートする事ができます。iTunes の App のファイル共有機能を使用してエクスポートされたデータを取り出すことができます。取り出したデータは誰でも閲覧できる状態なので、慎重に扱いましょう(マスターパスワードと同じパスワード付きで zip 圧縮する、など)。
ファイル共有:http://support.apple.com/kb/HT4094?viewlocale=ja_JP
また、取り出したデータを保存したら、iPhone 側のエクスポートしたデータは削除しておくことをおすすめします。削除手順は以下の絵を参考にしてください。
エクスポートの特徴は以下のとおりです。
- エクスポートしたファイルはテキストエディタで閲覧することができる
- 削除されたデータは含まない
- アラーム設定と履歴は書き出されない
- マスターパスワードは含まない
- 内容の形式は json 形式
インポート機能は現在のところありません。
以上が monoPwd の説明です。飾りっけも無い、シンプルなツールですが、皆様にお役に立てば幸いです。不具合などありましたら下記フォームよりご報告いただければと思います。
[contact-form-7 id=”439″ title=”monoPwd_contact”]